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仕事・18
11/01 (水)

生命力の低下現象。
今の日本全体を覆っている現象だ。
それが「働く事」にも影響している。
若者もバカモノにも熟年にも老年にもだ。
日本病は生命力の低下現象なのだ。

生命力が低下すると本来の「仕事」を見失う。
不安と不満の闇に入り込んでしまう。
信じられるのは、お金と言う。
だが、幾ら働き貯めても不安と不満は消えない。
むしろ、増大してしまう。

生き甲斐の「仕事」を選んだ人達。
お金が貯まるか、貧乏かは一定でない。
だが、不安と不満は僅かになっていく。
「仕事」をすれば、するほど少なくなる。
「仕事」は生命力を増すからだ。

  仕事・オマケ
11/02 (木)

生命を懸けるから生命力は増す。
だが「仕事」によってはダメージを受ける。
ワシの「仕事」はダメージと交換で成り立つ。
生命力を増すにも、命賭けなのだ・・・。

新宿での「仕事」のダメージがあった。
頭や肩の重いのは数時間で消えた。
だが、一週間ほど心臓が痛かったぜ。
これで、また、少し成長できる。
ダメージと交換して成長する能力なのだ。

新宿〇〇国屋書店の7階シアターの責任者。
ワシの書いた内容に感じるモノがあるなら、
そして23日以降、雰囲気が透き通ったと感じたなら、
お礼の言葉とン十万円くらいは送ってくれてもいいと思うぞ。
勝手にした仕事だが、結果として、大きな清掃をしたようなものだ。

  流れ・1
11/03 (金)

この世は色(物質)界といわれる。
もちろん、別な次元も重なった多重世界だ。
だが特徴として、色(物質・肉体)界がある。
色は深く広いので、多重を許容できるのだ。
(色事が多情なのは当然なのだ・・・)

あの世は重ならない多重世界だ。
層が分かれている、多層世界になる(らしい)。
同じ類(波動帯)しか交流できない。
面白みに欠ける・・・。
あまり、急いで死なない方がいい。

色界はアナログで成り立つ。
アナログとは連続した変化の仕組みだ。
ちなみにデジタルは断続した変化の仕組みだ。
常に連続した変化が色界の特徴だ。
ちなみに、あの世は変化がし難いので成長し難い。
この世に生きているのは、とても貴重で大切なんだぜ。

  流れ・2
11/04 (土)

変化は常に流れている。
万物は流転しているんだ。
当然、人間も変化し続けている。
変わらないモノなど、この世には無いのだ。
あの世は・・・ゆるやかに変化する。
この世の基準からは、変わらないと思える程だ。

心も当然変化する。
変化を自覚できる人もいる。
自覚できない人も多い。
自覚の有無は別問題だ。
変化している事は間違いない。
変化するのが条件で、この世が存在している。

変わらない苦しみなんて、ある筈が無い。
辛さも悲しみも、必ず変化する。
生きていれば。
この世にいられる条件は、生きている事だけだ。

死んだら、楽になれるなんて錯覚だ。
あの世では、苦しみや悲しみが変わらない。
(極ゆっくりと、変化するが、それは嫌だろうな)
生きている、というのは変化する、という事だ。

  流れ・3
11/05 (日)

この世は変化の連続だ。
だが、流れの速度は一定ではない。
一律でもない。
方向があり、濃淡もある。

ある年齢からの同級会。
嘗ての同級生が変わっているだろう。
変わったのは間違いないのだ。
だが、変わり方が様々だ。
方向も速度も様々だ。

物質(肉体)が変わったのだ。
当然、心も変わっている。
変わらぬモノはあるかもしれないが、
それは、人の心の中には無いものだ。
変わらぬ心がある、というのは無知なだけだ。

だが、心は広く深く、とてつもない能力もある。
変わらぬナニか、まで届く能力はある。
それが、真実だか、愛だか、神だかは知らない。
マレに、そこまで届く事はあるだろう。
でも、それは心の中にあるわけじゃない。
ある、とするのは・・・傲慢だろう。

  流れ・4
11/06 (月)

ワシはナマケモノだ。
前世の生息地は南米産だ。
道理でラテン系も混じっているはずだ。
だから、笑って愉しんで暮らしたい。
努力と根性は相性が悪い。

現代は共生意識が少ない。
ナマケモノには誰も助けてくれない。
マジメに働かないヤツには冷たい世の中だ。
縄文の頃が懐かしい・・・。
とモンクを言っても仕方ないし、
モンクはワシの趣味じゃない。

そこで自力と他力の合体で生きる事にした。
平たくいえば・・・ツキで生きる。
幸運の女神様が度々いれば、何とかなるだろう。
何とかなれば、ラッキーってもんだ。
そこで、ツキの研究をしたわけだ。

「流れ」に気づいたのは、ツキの仕組みからだった。
ツキは流れていたのだ。
気まぐれに流れていたのだ。
無いわけじゃないのだ。
何時だって、流れているのだ。

  流れ・5
11/07 (火)

誰でもツキの流れに乗る時がある。
ツキの女神は気まぐれだ。
誰にでも平等に流れを向けない。
だが、誰にでも流れが触れたりはする。
平等ではないが、流れは誰にでも届く。

ワシはツキだけで生きて行きたい。
平等ではないのだから、多く接していたい。
そう思って、ナマケモノ根性にムチを打って研究した。
根性は少ないから、ムチも加減して打つ。
加減しながら打たれるのなら、ムチも悪くない・・・かも。

10年以上もツキの女神様をお慕い申し上げていた。
時には・・・押し倒したいと思っていた。
い、いや・・・押し倒されたい・・・。
ツキの女神様は、不マジメなオッサンには親しんでくれる。
マジメな人々には、縁が少ない。
そういう事が判ってきたのだ。

  流れ・6
11/08 (水)

ツキは「流れ」がある。
というか・・・何にでも「流れ」がある。
不運だって「流れ」がある。
体調だって「流れ」がある。
金運だって、仕事運だって「流れ」がある。

「流れ」って、何だ?
考えたって解らない。
解らなくても、ある。
正体が解らなくても、利用はできる。
正体が解らなくても、特徴は判る。

「流れ」は人間より大きな動きだ。
当たり前だ。
だから、人間が勝手に動かそうとしても無理だ。
その「流れ」に乗っていたかったら、
その「流れ」に身を任す。
余計な意志を働かせない。
こ、これって・・・ワシ向き。
ナマケモノ向きの方法だ。

  流れ・7
11/09 (木)

嘗て偉大な大衆歌手がいた。
惜しまれ、若くして亡くなった。
その華女王とよばれた歌手が歌った。
川の流れのように・・・。
川の流れに身を任せ・・・。
ん? これは別の歌手の歌かぁ・・・。

と、とにかくだ。
大きな川の流れに乗ったら身を任せる。
肩の(余計な)力を入れない。
「流れ」に逆らおうなんて思わない。
「流れ」を利用して泳ごうなんて思わない。
自然は、小賢しいヤツは嫌うのだ。

自然は、感謝するモノに微笑む。
少しは、微笑む。
謙虚なモノに微笑む。
微笑むが、それ以上の応援はしない・・・。
だが「流れ」の幅が少しだけ広がる。

嫌な「流れ」に乗ってしまった場合・・・。
懸命に「流れ」から外れようとしよう。
身を任せてはいけない。
この世で「努力」というモノが必要とするなら、
嫌な「流れ」から脱出する為に使おう。

  流れ・8
11/10 (金)

ワシは自分が書いたモノで気づく。
学びや気づきは、自分一人からが基本だぜ。
他から学ぶだけなら、空回りする。
他から教えてもらっても、身に溶け込まない。
こんな基本的な事さえ、現代は知らないらしい。
だから、勉強しても役に立たない・・・だけじゃない。
あの下劣極まりない政治家や官僚は成績優秀者なのだぜ。

冥想、禅の深さは内在智からだ。
ワシのようなモノでも、内在智に繋がっている。
内在智というのは、自分のモノではないからだ。
どんな存在からでも内在智に繋がっている。
それを般若というのだ。
般若心経の最初の部分に書かれているだろ。

何に気づいたか?
ワシは「努力」の使い方に気づいたのだ。
この世に無駄に存在するモノはない。
ワシは「努力」は無駄なモノだと思っていた。
それは、ワシの間違いだった・・・。

  流れ・9
11/11 (土)

どうせワシの考えや思いなんて間違えだらけだ。
だから堂々と独善家を名乗れる。
傲慢でも謙遜でもなく名乗れる。
安心して独善ができる。
自分の(勝手な)考えを信用するほどボケてないからだ。

「努力」の使い方。
「嫌な流れ」から外れる時に使うモノだったのかぁ。
「好みの流れ」で努力してはならぬ。
努力して「好みの流れ」に乗ろうとするのも間違いだ。
「成功哲学」と称する詐欺的思考は、ここに間違いがある。
まぁ「成功」も「性向」も好みの分野だからいいけどさ。

自然体は「好みの流れ」時の方法だ。
努力という不自然体は「流れ」に逆らう時の方法だ。
なるほど・・・そうだったのか。
ワシのいままでの主張は、半分しか理解してなかったからだ。
努力は・・・必要だ。
根性も・・・多分・・・必要だ。

  流れ・10
11/12 (日)

「流れ」に乗ると楽だ。
余計な力を使わないでも進む。
余計な力を使わないと、謙虚になれる。
謙虚になれば、感謝が起こる。
感謝している間は「流れ」に乗っていられる。

簡単な仕組みなのだ。
グレちゃんは、簡単な仕組みしか創らない。
簡単とは、深く広いモノなのだ。
グレちゃん(創造主)は深く広いモノなのだ。
感謝にだけ、少し反応する。
あとは・・・気まぐれでいいかげんだな。

「流れ」って、面白い。
この世は「流れ」で変化する。
「流れ」に乗るか、逆らうか、で変化する。
グレちゃんにとっては、どちらでもいいのだろう。
ワシは「好みの流れ」に抱かれて生きたい。
「流れ」は面白いと思う。

  異変・1
11/13 (月)

300年前からの人類の急変。
それを文明というのか・・・。
産業革命以降、人類の暮らし方は急変した。
人類だけなら、それほど問題なかった。
だが、人類は環境まで急変させてしまった。

今更「異変」を指摘してもマヌケだ。
ワシはマヌケなのだ。
これも今更言ってもしょうがない。
もう50年以上マヌケなのだ。
そういうわけで(どういうわけだぁ?)
「今年の異変」を指摘しよう。

ジャイアンツが勝てない。
これは異変でも何でもない。
当然、当たり前なのだ。
新日本プロレスがつまらない。
これも当たり前なのだ。
そういうアホな人間の出来事は省く。

自然界の異変。
それは野生動物が教えてくれる。
気づいているだろうか?
野生は野生故に自然環境の急変を察知する。
すでに自然の異変は始まっている。

  異変・2
11/14 (火)

穏やかな異変なら騒がない。
自然は常に変化しているからだ。
この世は時間が一方向に流れている。
時間は「変化を促す氣」なのだ。

自然は変化すると、安定への調和力が働く。
時間は「調和力の氣」という言い方も出来る。
調和できる範囲の変化なら問題ない。
大きな時間の範囲で観るなら、全て調和できる。
地球は別に困らないのだ。
何億か何十億かければ調和できるのだ。

調和できないのが生物だ。
困るのは地球ではなく、地球上の生物だ。
変化の大きさ、広さ、深さ、速さに限度がある。
人類を含めた生物の対応能力に限界があるのだ。
どうする?

  異変・3
11/15 (水)

環境異変に言われる言葉がある。
「地球が怒っている」
「地球の逆襲」
「神が怒っている」等々・・・。
だが、それは間違いだ。

自然と神を同一視するのはいい。
ワシも(ある意味)そう思う。
ワシは自然=生命=神と思っている。
そして、それらは人間の意識とは別物だ。
当たり前だよね。

自然も神も(生命も)怒ったりしない。
逆襲も復讐もしない。
変化に対し、調和力が働く。
ただ、それだけだ。
極、自然に、当たり前に反応している。

病気も同じ。
生命は素直に反応している。
ただし、生命は個人だけのモノじゃない。
全ては「一つながり」であり、一部と全部は対応している。
だから、個人内で問題を探っても判らない事がある。

  異変・4
11/16 (木)

人間の対応できる年数は100年くらいだろう。
国の政策計画は建前で100年。
実際は10年〜20年・・・。
場当たりといってもいいのだ。
無責任が身上の政治家と役人だ。
放射能の半減期間は考えない事にしているらしい。

人間が扱える範囲を超えているのだ。
原発に賛成する学者やノータリン・・・
し、失礼。
有識者と称するバカモノ達。
利権に群がる亡者達。

それでも・・・いいさ。
人間だもの・・・。
相田みつを氏も書いている・・・。
亡びたい望みなら、叶えさせてあげたい・・・。
でもなぁ・・・
他の生物まで、巻き添えにしなくてもいいのに・・・。

  異変・5
11/17 (金)

野生動物にとっては死活問題だ。
種族の死活問題だ。
超急加速で種族は亡びている。
嘗て無かった滅亡の早さだ。
野生動物にとっては・・・
冗談じゃないぜぇ〜。

ワシも半野生動物だ。
やはり、冗談じゃないぜ〜、と思う。
自分の人生の長さだけ考えりゃいい・・・
ってもんじゃないだろ〜。

人と人が殺しあう戦争だけならいい。
(い、いや、よくないけど・・・)
人間だけが死んでいくのなら・・・。
悲しみと憎しみと苦しみだけが残るけど・・・。
野生動物からすれば・・・
ま、まぁ、いいか、と思う。
生物界一の愚かな種族だもの・・・
人間だもの・・・。

  異変・6
11/18 (土)

ワシは口が滑る。
もちろん意識して滑る事もある。
更に補足説明がメンドウなのだ。
誤解したけりゃ、すればいい・・・と思っている。
その為過激な文章になりやすい。

だがワシは叛骨精神は無いぞ。
辛口のコメンテイターでもない。
軟骨精神でできている。
軟骨組織でできている。
甘口ではないが、辛口でもない。
妙齢の御婦人に限ってだが、試してみればいい。
「あら!本当に軟らかい・・・」

人類全体に敵対するわけがない。
偉大な総理大臣や政治家や官僚様や将軍様に逆らう度胸はない。
権力者に脅されれば、すぐにでも自説を曲げる。
いいかげんの神様の絵を踏め、と言われたら、すぐ踏む。
何度でも踏める。
美しい日本は政治家達が手本です・・・。

それでも異変は加速している。
困ったなぁ・・・。
それでも地球は回っているんだもの・・・。
どうする?
素晴らしい指導者達よ・・・。

  異変・7
11/19 (日)

野生動物は考えない・・・。
行動は「感性」が優先する。
立派な指導者や学識者は「感性」が鈍い。
「学」に秀で「感性」を育てなかった。
「感性」があったら、こんな国にしなかった。

まぁ、いい、人間だもの・・・。
だからこそ、人間は野生動物から教えていただく必要があるのだ。
そこが、ちっとも解ってないなぁ・・・。
自分の方が正しく賢いと思い込んでいるようだ。
自分が正しく賢いと思うから、不都合(不自然)が起こるのになぁ。

今の世界。
今の日本。
こんなに「自然の氣」が乱れているのに。
危ないんだぜぇ〜。
とワシのような怪しく不マジメ者が言っても取り上げない。
信用しなくてもいいから、事実を観てくれよぉ。

野生動物に狂いが起こっている。
「感性」が乱れの大きさを示している。
いいのかなぁ・・・。
このままで・・・。
緊急時だと思うけどなぁ。

  異変・8
11/20 (月)

大型野生動物の熊や鹿や猪。
中型のキツネ、タヌキ、サル。
小型のリス、モグラ、ネズミ。
行動に異変が起こっている。
どうやら世界中らしい。
海の中も同じかもしれない。

人間だけは、常に異常。
300年前頃から、異常のままだ。
だから、この「異変」も感じないかもしれない。
感性はマヒしているままなのだろう。
他とつながっている感覚もマヒ。
地球の息吹も感じられないまま。

交代の時期なのかもしれない。
人類のこの加速度はテクノロジーではない。
破滅への加速度かもしれない。
それでも未来は未定のままだ。
何とかなるかもしれない。

  異変・9
11/21 (火)

もう少し別な角度からの観方を書く予定だった。
だが書いているうちに、もう書きたくなくなった。
どう説明しても、解らない人には解らない。
美しい日本の指導者達は忙しいのだ。

地球全体の事など、考えるヒマがない。
そんな事より目の前の関心事がある。
例えば・・・選挙の票。
自分の地位の行方。
金になるか?等々・・・。

この違和感は理屈で説明する類じゃない。
ワシはアキラメているわけじゃない。
だが、行き着くところまで行くか。
その方が本気になるかもしれない。
人間だもの・・・。
痛くならないと意識できない。

  難・1
11/22 (水)

「難」とは何だろう?
というダジャレから考察。

全て因果、という考え方なら・・・
難も自分自身からの結果。
い、いや、自分自身とは限らない。
自他が一体なら、どんな事でも自分と繋がっている。

異国で爆撃されて苦しむ子供がいる。
だが、原因はその子供ではない。
爆撃しているのは遠い某アメリカという国だ。
その子供はアメリカに爆撃されるほどの原因をしていない。
子供の国の政策か何かが、某アメリカの気に入らなかった。

子供がその国に生まれてきたのが原因という考えもある。
因果を考えると・・・時間と空間を果てしなく広げてしまう。
つ、つまり・・・あまり意味無い、と思うぞ。
しかも、因果に「正誤」という概念をもたせやすい。

因果とは
いんがげんに扱うモノだと思う。
適当ではなく、いいかげん(因果元)でいいのだ。
だから「難」を別な視点から観てみよう。

  難・2
11/23 (木)

そもそも「難」はワルモノか?
ワシは狭い器量で学んだ事がある。

この社会は一見〇〇は当てにならない。
立派な肩書きは、ロクデナシの割合が多い。
人の上に立つ人達は保身しがたる。
声を大にして正論正義を言うのは眉唾だ。
〇〇の為、と言う人は偽善者だ。
威張る人は卑怯者。
自分は正直なんて言ったら詐欺か無知だ。

逆もある。
無愛想は裏表が少ない。
悪ブルのは(幼稚だが)可愛い。
言い訳をしないのは、自分を持っている。
明るい冗談好きは信頼できる。
肚が座っている人は大人しい。
愛情深い人は優しくしない。

「難」は公然と嫌われている。
だから・・・大切な何かをしている。
大事な何かを教えてくれている。
嫌われても、毅然と(?)難事をする・・・。
ワルモノじゃなく、イイモノかも・・・。

  難・3
11/24 (金)

病気が「難」の一部なら、病気も大切を内蔵している。
だがもう一つの役目もある。
病気は生命を救う為に起こる。
矛盾しているようだが、よく観ると生命救済行動なのだ。

残念なことに、せっかく病気になっても気づかない。
病気だけを治そうとする。
もう一つの大切な何かを直そうとしない。
「治そう」としても「直そう」としない。

病気を治そうしない場合も多い。
痛い、苦しい、という不都合状態だけを対象にする。
痛くなければいい。
苦しくなければいい。
病気を根本から治さなくてもいい。
不都合さえ消えればいい。

一時的な病巣の削除だけでは、病気は再び起こるのだ。
生命はもっと生きたがっている。
生きる、というのは「健康」に生きるという意味なのだ。
「健康」とは、嬉しく愉しく気持ちいい状態だ。
その為には、何かを直す必要がある。
それに気づく為に病気がある。
病気は
生命を活かす為に起こる。

  難・4
11/25 (土)

「難」も幸せの為に起きるのかもしれない。
ワシはそう思ったのだ。
例えば・・・小難・中難・大難というように・・・。
大難は、とても困るだろう。
立ち直れないかもしれない。
そうならない為に、小難がある。
あったハズだ。

小難を過ごして乗り切った。
だが何も直さない。
すると・・・次に中難が起こる。
そこで、本気で直せばいい。
だが、やはり対処療法だけだと・・・
大難になるかもしれない。

「難」は、優しいかもしれない。
優しい仕組みかもしれない。
ワシはそう思うようになった。
そう思えなくても、事実は優しい仕組みだと思う。

ワシにも「難」はある。
それをラッキーと思えるなら・・・
「難」はラッキーに変わる。
上手く表現できないが、難は悪くないかもしれない。

  難・5
11/26 (日)

ワシはオナゴがうっとうしい。
もちろん、オトコはもっとうっとうしい。
ワシは一人が好きになった。
それには訳がある。

御(自分でつけるな!)幼少の頃からだ。
ワシの美貌は飛びぬけていた。
(注:貧乏ではない、美貌だぞ・・・)
少女から老女まで近寄ってきた。
何かと触りやがった・・・。
女難というのは生れ付きだと知った。

ワシは御曹司である。
金は腐るほどあった。
紙幣は腐ると処分がメンドウだ。
だから腐らない黄金に替えた。
ワシの実家の礎石は黄金だ。
ついでに敷石も黄金だ。
眩しくて実用的でない。

金の亡者というは多い。
政治家が意味も無く挨拶に来る。
銀行や証券会社の店長や頭取が来る。
何かの社長や会長や盲腸が来る。
一般庶民が来る。
あぁ、うっとうしい。
金難というのは、生れ付きだと知った。

女難や金難の幼児期を過ごしたのだ。
将来の目標は反動となった。
ようし!
ワシは絶対にオナゴにモテナイようになる。
貧乏でひっそり暮らしたい。

ワシは努力した。
人間、努力すれば報われる。
ワシは自分の人生を勝ち取ったのだ。

ワシは貧乏でオナゴと縁の無い生活をしている。
少し、昔が懐かしい・・・・。

  放下・1
11/27 (月)

ワシにも得意事がある。
幾つかある。
忘れる事は得意だ。
空想妄想も得意だ。
眠るのも得意だ。
マンガに没頭するのも得意だ。

ふ〜む・・・。
改めて自分を観ると、優れた点があるものだ。
人によっては評価してくれないが・・・。
他人や社会的評価なんぞアテにならない。
まして自分の幸せには直結してない。
得意事は優れた長所なのだ。

ちょっと特殊な得意事もある。
「氣」の使い手だ。
プロの世界で通用する程度である。
特に「氣入れ」は得意のようだ。
ワシにとっては普通なのだが・・・。

  放下・2
11/28 (火)

まだまだ得意事はある。
まぁまぁ得意な事もある。
その一つに「放下」がある。
意識の一つを捨ててしまう事だ。

生れ付きの性格かもしれない。
バカBといわれる血液型の影響もあるかもしれない。
「いいかげん」のDNAが濃いのかもしれない。
御先祖様が「いいかげん」だったのだろう。
きっとそうに違いない。
ワシは御先祖様に感謝している。

生きていくのに「放下」は便利なのだ。
根性無しのナマケモノには有り難いのだ。
肩の荷物は持ちたくない。
足の重りは付けたくない。
ワシは御先祖様に本当に感謝しているぜ。

  放下・3
11/29 (水)

放下の逆意識は「こだわり」だ。
ワシが使う「マジメ」というのは「こだわり」を指す。
ヤクザや詐欺師や嘘つきも「マジメ」だ。
「放下」したらヤクザや詐欺師をやってられない。
「放下」したら争いなんてやってられない。
だから戦争もやってられない。

ブッちゃん(仏陀)は「こだわり」を捨てる事の重要を説いた。
それが「放下」という事だ。
何しろ本妻愛人実子を捨てた張本人だ。
王子という立場も捨てた。
だが、まだ「マジメ」が残っていた。
何とか「サトリ」を得ようという「こだわり」だ。

マジメだから一所懸命修行した。
命懸けで苦行した。
それらがツマランモノと知った。
放下した。
「あ〜・・・もうマジメは止〜めたぁ」
菩提樹の下でブッちゃんは「いいかげん」に変態した。

  放下・4
11/30 (木)

「放下」は融通無碍(自由)の方法だ。
だが一度目の「放下」では自由になりきれない。
ブッちゃんの言葉は深い。
「こだわり」を捨てるとは「こだわり」をも捨てる事だ。
だから、好きなように「こだわって」もいい。

気ままに「マジメ」を愉しもう。
ここがブッちゃんの深い指導だ。
だが、弟子達は「マジメ」を捨て切れなかった。
「真理」なんぞにこだわったままだった。
捨てれば観えたのに・・・・。

ワシは「進化」とは「自由」の事だと知った。
だから「進化」にこだわる魂(精神)は進化しない事を知った。
修行に励むだけでは進化しない。
苦行で顔と精神が歪むだけだ。
笑い顔でない人が自由であるはずがないだろ。

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