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ホリスティックヘルス(統合的健康)辞典

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ホリスティックヘルス辞典        何でも辞典

ホリスティックヘルス講座 NO101
呼吸@         2002.3/18

 ここの講座は全てホリスティックヘルスの対象ですが、特に体と心の癒しに関して「ホリスティックヘルス講座」として区別しておきます。
 私は健康法の紹介説明では、
 何時でも、何処でも、どんな状況でも実行できる方法。
 副作用が無く(無いに等しい)、副効果が多い、安全な方法。
 誰でも(赤ちゃん、妊婦、老人、重病人など)対象な方法。
 経済的に無料あるいはできるだけ安く行なえる方法。

等を条件にしています。
 コンサルタントとしての相談等も上記の条件から判断していきます。
(例えば○○という健康食品や健康器具の是非の場合や、○○法という治療法の場合などです。
 簡単でしょう。皆さんも上記に当てはめてみれば、それほどの間違いはしなくてすむでしょう。)

 今回の「呼吸」はこの条件内はもちろんですが、生命力の基本であり、おそらくほとんどの人の想像以上に、治療や保健に深く関わりのある事柄です。

 では早速講義に入りましょう。
 「呼吸法」などと大上段にかまえると「暮らしの中での活用」になりにくいものです。それに私は大上段に対して、大冗談で答えるクセがついています。
 風刺や揶揄のこのクセは、権威者や地位執着者に不評です。私には落語や漫才や漫画家の血が少し流れているようです。エライ人はきっとバカにされていると思ってしまうのでしょうね。(バカにしているのではなく、滑稽を指摘しているのにね)
 私は「人間は平等に、おバカさんである」と言っているのに、自分だけは優れていると思い込んでしまうようです。でも、怒るのは心の底で
「自分はホントは、おバカなんじゃないだろうか?」
と薄々知っているからなんですね。
 また話が横道にそれました。でも横道には大切なモノが落ちている事が多いようです。閑話休題。
 呼吸には「吐く、吸う、止める」の3パターンしかありません。
 「単純なモノは深いモノ」というのがモノの観方の基本です。
 でも「単純なモノは素直に相手をする」のも行動の基本ですね。
 私は単純ですから、私の言う事は素直に実行して下さい。
 今回は解説まで行かないうちにチャイムが鳴りました。
また、次回につづく(3/18)

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ホリスティックヘルス講座 NO102
呼吸@・基礎編         2002.3/19

 私は途中で止める事に何の抵抗も無いのですが、世間では物事を途中で止めると不満があるようです。妻も愛人も言います。「途中じゃイヤ〜」(私の事ではない。断じてない。ないったら、ない)
 妻にも愛人にも弱い私(ウソだってば)は、慌ててつづきを書いています。

 前回に呼吸の単純さと深さを示唆しておきましたが、もう少し基礎として説明しておきます。
 「生きる」は「息る」事と同じ意味です。例えば「長生き」は「長息」からの言葉ですが、意外に知られていないようです。あるいは、言葉として知っていても、その奥の意味の深さまで想いを伸ばさないようです。
 呼吸を「呼吸法というテクニック」につなげる前に、呼吸の意味の深さに気づいてほしいのです。
 肉体器官としては、意識しなければ自立神経でコントロールされていますから誰でも生きているのですが、呼吸が特殊なのは内臓器官と違い、意識によってコントロール(主導)できる器官でもあるのです。
 「生き方は意識で変わる」わけですから、生きる事に直結する呼吸への意識はとても大切であり、実行により体と心とその人生に大きな開きが出るわけです。
 呼吸は一日平均2万〜2.5万回。一生で6億〜8億回にもなります。呼吸に限らず、暮らしの中での出来事は総量として膨大になります。だからこそ「意識によって全てが変わる」し変われるのです。
 もちろん、性格(正確には性癖です)も運も呼吸で変える事ができます。
 また、呼吸は小宇宙的には「体と心を結び」、大宇宙的には「梵我一如(とっても大きな存在と自分との結び)」への道標となります。

 「呼・吸」の基本は「吐息」からです。
 今回はこれだけでも意識してみて下さい。思い出した時だけでいいですから、「吐く」事を先にして下さい。
 「吐き方」は気にしないで下さい。今回は吐く事を「意識する」だけです。
 この「意識」が身について、次の「吐き方」に進めます。
 「意識」が染み込めば、たった一日でも変わりだします。
次回につづく(3/19)

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ホリスティックヘルス講座 NO103
呼吸@・吐息編         2002.4/5

 前回に吐く事を「意識する」だけでいい、と記しておきましたが、どうです?実行出来たでしょうか?
 おそらく「意識」が実行(ボディワーク)出来た人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
 一見イイカゲン、中身もイイカゲン、最後までイイカゲンな「私の説明の単純さ、的確さ、難しさ、優しさ」を感じていただけたでしょうか?
 そうです。私はただのイイカゲンではないのです。龍村道場第一期生のイイカゲン付きホリスティックヘルス・コンサルタントなのです。
 このイイカゲンさは師匠を超えた、と自負しております。エッヘン!
 ですから「意識」が出来ても出来なくても、私は先に進みます。
 今回は「吐き方」の基本です。
   呼吸法の基本は「吐き方法」といってもいいでしょう。
 よくいわれる「深呼吸」では「はい、息を深く吸って・・・」となっていますが、呼吸法としては間違いです。
 実際に今この場で試してみて下さい。先に深く吸うよりも、先に軽く吐く方が深呼吸になっている事に気づくでしょう。
 呼吸法のいいところは、「何時でも、何処でも、誰でも、すぐ出来る」点ですね。息をしていない人は出来ませんよね。生きてないから。
 「生きると息るは同じ」という意味は結構深い言葉でしょ。「生き方は吐き方次第」という説明も少し納得してくれましたか?
 この講座は生き方の講座です。ホリスティックヘルスとは生き方の事でもあるのです。
   古来日本では「吐息」を「息吹」といい、先ず己の汚れを吐息で清めてから「神の氣・神の息」を迎え入れる事を「智慧」として持っていたのです。
 「智慧」から「大量の知識」を重視するようになって、人間は愚かに変わっている最中です。「情報化時代だから、より早くより大量に情報を手に入れる事」なんて本気で信じる事のアホさに気づいてほしいものです。
 それには一日何回でもいいですから、
「少しゆっくり、少し深く息を吐く事」を実行してみて下さい。
 自然に体と心に調和がとれてきます。自然治癒力が目を覚ましだします。すると自然に「智慧」は湧き上がってきます。何が正しい(調和がとれている)か、頭ではなく、自然に体と心が反応してくれます。
 吐息は理屈ではありません。生きる事は理屈ではありません。「行」そのものなのです。
 「少しゆっくり、少し深く息を吐く事」
次回につづく(4/5)

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ホリスティックヘルス講座 NO104
呼吸@・応用編T         2002.4/22

 呼吸という誰でもしている行いを、身・心・魂・運まで改善できるスーパー調和法として紹介しました。
 といっても呼吸@と記してあるように、基礎の段階です。でも基礎であっても十分です。
 「一を聞いたら(見たら)10を知り、100に広げて、万(全て)に活かせ。一は万である。」
 これは私が学んだ物事の観方です。一の背景、中身、深さには、見えない、聞こえないモノがどれだけあるか。それを想像し見極めていくのは個人個人の力量と生き方になってきます。
 一は「はじめ」と読み、「すべて」という意味なのです。
 私の不マジメな駄文でさえ、その裏を汲み取り、活かす人もいるのです。自分で書いておきながら無責任ですが、私にその真似が出来るか?というと、こんなイイカゲン講座からではかなりシンドイのが本音です。
 私の役目は自分の事は棚に上げて、エラソーにイイカゲンに話をする事だと思っています。ですから、有言不実行を責めないで。

 応用編ですが、応用は個人が創意工夫してこそ応用となりうるのです。
 でも私は芸人の血が騒ぐ(何の芸人か忘れましたが)サービス精神がありますので、私流の応用を幾つか紹介しましょう。
 呼吸の名人達人極人ならば、意識するレベルが無意識まで普遍化しているものですが、私やアナタは無理でしょう。
 一日何度も意識して「少しゆっくり、少し深く吐く」事を日常茶飯(癖)にするのが目的ですが、何かと連動させると毎日出来るものなのです。
 先ず目覚めの時です。フトンの中、時には酒池肉林の中で目覚めますね。(お酒も女性にも弱い私の事ではありません)。
 伸び(の仕方もあるのですが、またあとで解説しましょう)の時、少しを
「もっとゆっくり、もっと深く」に変えて吐いてみて下さい。
 これにも複合的意味があり、
「まどろみの時は潜在意識に働きかけるチャンス」だからです。
 言葉からの潜在意識への働きかけも併せると、運も広がります。
 例えば「今日の売上○○万〜」とか「今日こそ〜いい〜男を〜ゲット〜だぜ〜」と声をだして息を吐くのです。
 某大国の大統領なら「世界の支配者、ア○○カ!〜」
 某国の首相なら「支持率アップ〜」などの言葉と併せて息を吐くのです。
 呼吸が体や心に良くても中々実行しないものですが、欲と絡むと積極的に実行するものです。
 ちなみに私の場合は「棚からぼた餅〜」
 推薦の言葉では「世界のやすらぎ。心のやわらぎ」 
次回につづく(4/22)

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ホリスティックヘルス講座 NO105
呼吸@・応用編U         2002.5/18

 応用のポイントは生活のリズムに組み込む事です。
 朝の目覚め時に意識して吐く事を癖づけるようにと前回解説しました。
 突然ですが、質問します。「一日の初めはいつですか?」
 目覚め時? 午前0時? 曙光時? 理屈ではそれぞれに言い分があるでしょうが、現実としては就寝時なのです。
 就寝が目覚めの日の体調、心調を決定するのですから、いい一日を作るのも、ボケた一日にするのも、機嫌の良くない一日にするのも就寝時が一日の始まりといえるわけです。
 というわけで、応用のUは寝る時です。
 体を清め、布団の中で吐息と共に伸びをします。
 軽く目を閉じ、己の息を、吐く息を軽く感じて下さい。
 今日の反省などしないように。
 反省してよりよくなる人はマレです。圧倒的に心がネジレる人が多いのです。まず、貴方もネジレる側の人だと思って間違いないでしょう。しかも、ネジレを自覚できないで「反省は正しい事だと思い込んでいる」と、さらに深みにハマってしまいます。
 欠陥人間が反省でマトモになれたら、遥か昔に地球は理想郷です。
 反省などして正しい氣でいるから、現実の地球はこんなモンなのです。
 反省より感謝のほうが、反省より間違いを可愛いと思えるほうがステキな明日になるのです。
 などと心穏やかに、安らかにしながら息を吐いていると、安心して眠る事ができます。これで不眠症なんて縁が無い。
 一般的ではないかもしれませんが、私は朝と夜は、経と祝詞と私なりの組合せ言葉を呼吸法としても併用しています。お師匠さんからの教えですが、区切を入れずに言葉(息)を続けて出すのです。
(場の浄化と世界の調和波動への参加も仕事のうちですから)
 これで呼吸@はひとまず終了。大した事は解説していません。
 理屈を覚える事より、実際に実行する事だけが意味をもちます。
 「少しゆっくり、少し深く吐く事を癖にする」それだけです。
呼吸編@終了(5/18)

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