第 五 章     生 命( い の ち )

 

 

      いのち

 

御筆様: 神の構成質の事です。物質界であろうと非物質界であろうと、別の次元であろうとも、すべての性質は「調和」で成りたっていて、その正体は「生命」です。つまり存在そのものが「生命」なのです。しかし、小さな「場」に限っては、そのものを活かす働きがあるものを「生命が有る」といい、そのものが分解に向かうのを「生命が無い」と表現しています。

アッシ: 人間の基準でなかなか分解しない物(プラスチックなど)を「生命が無い」などと表現するのは間違いだってさ。この世に変化しない物なんて無いんだから。化学物質といわれる物の害についても、使い方や使う場所の間違いなんだ。

どんな物質も悪いものなんてあるはずがない。狭い表現を使うにしても、たいていは生命を活かし切っていない愚かな人間がいるだけなんだから。その人間でさえ存在を許されているんだぜ。

 もっと人間の時間にとらわれずに、広く深く静かに観なさいってエラソーにおっしゃっておられます。

御筆様: すべてに生命が染み込んでいると表現するなら、神は生命そのものです。生命有るものと無いものに区別するなら、神は生命無きものも含んでいます。

アッシ: つまり、イキイキしているものとショボンとしているものとがあるけど、大きく観ればみ〜んな調和がとれて一緒って事か。イキイキ、ショボンにこだわらなくてもいいってことか。マジメなあなたはイキイキしないと間違いだと思っていたでしょう?

  マジメな人は今生にこだわる傾向があるね(リンポチュ師、談)。

 

御筆様: 生命をエネルギー的な捉え方だけにすると、見える世界だけの考え方に戻ってしまいます。ここも間違えやすいところです。生命の現れ方の一面がエネルギーであり、別な面では「智」となります。エネルギーが無くなっても生命が無くなるわけではないのです。

エネルギーは「智」に変わり、あるいは物質に変わるのです。

アッシ: 「生命に対する尊厳」にはエネルギーはともかく、「智」と物質そのものが生命だという認識が絶対必要だそうです。ついつい、尊厳の対象が生命ではなく魂になっているそうです。魂には尊厳ではなく「認め」が必要なのです。

 尊厳という言葉だけで、アッシは「へへ〜」となります。そ、ん、げ、ん。(へへ〜)。こりゃあセットだね。

御筆様: この次元は幻想エネルギーが物質として変わるのを手伝っています。すると、生命は「智」の姿を増やしてバランスをとるようになります。ここ数十年の物質至上主義というのは、見えない側で「智」が増していた時代でもあるのです。つまりジャンプをする前の一時的な屈曲みたいなものです。

アッシ: おおざっぱに言って、人類が滅んでも他の種族が滅んでもいいんだって。魂は滅びないで進化するだけだってさ。問題は「滅ぼす行い」が進化の方向の逆だって事。

  生物の滅亡を問題にしているのではなく、対立の心を問題にしているのです(高木善之、談)。

アッシ:  高木さんが偉大な氣功師というのは、あまり知られてないようです。

 


      生命と魂

 

御筆様: 魂に生命があるわけではないのです。魂は生命に変わっていくのです。魂は生命の子です。魂は生命になる事を学んでいるのです。それが魂の進化です。

 物質体は生命です。だから肉体から魂は学ぶのです。学ぶというのは得る事ではなくて解放される事です。勉強というのは魂が強くなる事です。強くなるというのは和(柔)らいでいく事です。肉体を通じて魂が幻想を理解する事が進化であり、融けていく事でもあるのです。

アッシ: 今まで物質(肉体)には生命が無いとか、魂のドレイとか、欲望のカタマリとか、幻とか、ジャマモノとか、ニセモノとか、バカモノとか(そこまで言ってないか)表現されてたのと正反対。コロッと変わって物質はエライ。物質様に帰依します。物質至上主義バンザイ。アッシは強い者の味方です。

御筆様: 魂は個であり一体に向かっています。表現を変えれば無限に向かい「空」に向かっています。「空」に融(解)けようとしています。それは融けても無くなるわけではないので永遠でもあります。

 生命もエネルギーや物質に変化しても、無くなるわけではないので永遠です。

 生命(物質・エネルギー)も魂も永遠なのです。そしてそこには止まる事の無い変化がつづくのです。変化は生命の証しです。

 しかし、心は幻です。無くなるために現れています。

アッシ: 心だけ仲間外れにされてかわいそう。ヨシヨシいい子だねえ。とやると消えちゃうんだよなあ。イジメると強くなるけど、優しくすると小さくなっちゃうんだ。心ってひねくれているからなあ。

御筆様: 生命力の強弱についても誤解があります。狭い意味で生命をとらえたとしても、物質は接触(交振)するものとの関係において生命力が左右されます。物質そのものにも強弱があると表現もできますが、それは生命力が調和力という事を理解しているのが前提となります。

 ほとんどはその物質本体に働くエネルギー的な強弱で判断しています。しかも時間を考慮に入れていません。エネルギー的な強弱などわずかな時間内の変化なのです。生命はもっと深いものなのです。

アッシ: 力を単純にエネルギーと訳しちゃうからじゃない? 一部エネルギーに変わる時もある、こんな感じでどうかな?

 ここのところを詳しく解説しちゃうと赤面する知識人がゾロゾロでそう。

  武士の情けじゃ(優位の人、談)。 

アッシ: 武士でもない、イバりたい男のセリフ。

 

御筆様: 生命力の強い物を食べると人間も生命力が強くなる、なんて単純に思わないで下さい。

 生命に対しても、魂に対しても、この次元の仕組みに対しても恥ずかしい事です。もう人間は気づいても良い段階になっています。

アッシ: 大丈夫だよぉ。恥ずかしい事だらけで暮らしていると、だんだん平気になれるから。も〜、なんでも言えるアッシは厚顔無恥の大統領。コワいものなんてありゃしない。

  厚顔無恥じゃなければ勤まらない(某大国の大統領、談)。 

アッシ: 並の神経じゃ無理だぜ。

 

御筆様: 無機物に生命を観る事ができないのは、意識が固まっているせいです。人工物質体を生命が無い物のように扱うのは、人間の傲慢の現れです。

 生命に正面から向き合う事は、魂の進化にとても重要なのです。

アッシ: 生命保険って変だね。経済保険なのにね。

 生命とお金とどっちが大切?って聞くと、たいてい生命と答えるけど(手はお金をつかんでる事が多い。ワッハッハ。)、生命の意味もお金の意味も解ってなくて聞いているし、答えているんだね。

 人間って不思議。だから不思議大好き。

 


      まとめ

 @ 生命は「神」の構成質であり、性質は「調和」である。

 A 生命の現れ方の一面がエネルギーであり、「智」や物質にも変わる。

 B 魂に生命があるのではなく、生命になる事を学んでいる。

 C 生命も魂も永遠だが、心は消えていく。

 D 生命力という概念自体が間違っている。生命はすべてにつながっている。

E       有機物、無機物、人工物は生命の現れ方が違うだけである。

 

    無責任な注釈

  [リンポチュ師]

 チベット仏教界の高僧。高僧はすべて明るい性格である。高僧はすべて笑顔がステキである。高僧は言葉で伝えようとしない。

  [高木善之]

 地球環境の実態を情報提供し続けている。同時に、縁のあった人々の意識を浄化し続けている。宇宙人という説あり。

 

第五章は終りです。ご苦労様でした
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