02/01 (火)
24節気で太陽の黄経315度。
360度で一回りだから、15度づつ分けると24。
その一つ一つに風情ある名前をつけたのだ。
基点となる春分が0度(360度)だから、
立春は、もうそこまで春が近づいているのだ。
暦の上では春、なんていうけどちょっと違う。
暦はそれぞれの為政者が勝手に定めたからだ。
今の主導はローマ暦だが、日本は陰暦(月暦)を使っていた。
13月あるマヤ暦や、イスラム暦、エジプト暦など様々がある。
いつの世も政治家は都合のいいように暦を定める。
ところが24節気は天文上の赤道と黄道の交わりから計算される。
それを、その場所に適した気候言葉に当てはめたものだ。
日本で使っている24節気は中国、揚子江付近のものらしい。
だから縦長の日本では立春といっても、北海道と沖縄には当てはまらない。
24節気は場所により違えるのが正しい使い方なのだ。
とはいえ、北半球では全体的な方向は同じだ。
本来は節分(24節の分かれ目)で邪を追い出し、
春を迎える(迎春)のが正月、新年なのだ。
節分(豆まき)は大晦日の行事だった。
日本では太陽暦より太陰暦の方が、気候に則している。
人間の体や心も大気の変化に対応する。
春が近づくと体もやわらぐ。
心も新芽が発生しやすい。
能力もレベルアップしやすい。
それらは「新たな縁」として現われる。
新たな縁、何かの始まりは、
その人にとり、都合がいいか悪いかは不確定だ。
最後まで不確定だと思う。
出来事なんて、どちらにも活かせる。
いい、悪いなんて、そんな事はどうでもいい。
新たな何かと出会う事だけが大切なんだ。
「出会う」為(だけ?)に、この世は創られた。
運命が変わる春。
もうそこまで来ている。
努力はいらない。
頑張らなくてもいい。
コートを脱ぐだけでいい。
脱ぐ準備(心構え)をしておこうぜ。
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